宴会の挨拶を任された…笑いをとれる面白い演説ができるようになるコツ!
文章を考えるのは得意だけれど、人前で話すとどうしてもうまくしゃべれない…
緊張してしまう人もいれば、物覚えがわるく覚えたはずのメッセージがすっ飛んでしまう方もいると思います。
自分が挨拶をするときに気をつけるのは
- カンペは骨組みだけ書いておくこと
- 失敗してもいいからとにかく思いっきりやること
例えば緊張してしまう人。おそらく挨拶の冒頭部分を話したくらいでは、みなさんそこまで緊張しているということはないのではないでしょうか?
挨拶で緊張してしまうのは?
問題はその中盤で、「アレ、自分の話、ウケてるのかな…みんなちゃんと聞いてくれているのかな…そもそも、文脈として、変なことを口走ってしまっていて、なにか致命的なミスを犯しているんじゃ…」と不安になってくる。
それが緊張してしまう人の心理。
というわけで、先ほどの2点が大切になってくるのですが、なぜ大切かはこの後書いていきましょう。
挨拶の全体構成
まずは、挨拶の全体構成を見てみます。
- 自己紹介
- 導入部分
- 全体の構成を話す
- ポイントを肉付けして解説
- まとめ
の5段階。要するに自己紹介プラス起承転結の構成というわけですね。文章の基本です。
このそれぞれのパートをどのように話すかが大切になってきます。
盛り上げる・話を聞く態勢を作るコツは?
自分は、メンタリストのDAIGOさんの心理本などを呼んだりするのですが、まず、ヒトのこころをつかむための話術。
人を動かすスイッチなんて呼ばれたりしていましたが、それをいくつかご紹介します。
- ホンネとタテマエ
- ソン・トク
- みんな一緒
いったんこんなものがあるんだ、と聞き流してください。これをもとに挨拶のポイントを考えていきます。
まず自己紹介ですが、ここはそんなに気を付けるポイントはありませんね。自分の経歴を話します。
自己紹介では宴会だからこそ笑えるぶっちゃけトークが面白い
が、最初のインパクトは確かに大切。ここで使われるのが「ホンネとタテマエ」。つまりこれは何かというと、人は形だけ取り繕って、とりあえず破綻しないような話をしているときと、本音で相手に何かを伝えようとしているときと2種類があるということ。
人は、ホンネを話してくれているとわかったら、その人の言葉に耳を傾け、心を開く修正があるということなんですね。
そこで、自己紹介でするべき内容はずばり、「ぶっちゃけトーク」です。
「私は、営業部署に配属してはや5年。趣味はHP作成で、エンジニアとして動き出せる部署がないかなーと部長にジャブを打ってみましたが、まったく響かず気が付けば営業職の課長の椅子に座っております。」
なんて言われると、その人の人となりと合わせて、あ、本音を話してくれている、この人を知るいい機会だな、と、聞く態勢が出来上がるわけですね。
導入=まとめ!聞く態勢を作る
導入部分で大切なのは「結論を先に言う」ということです。
ここで2つ目の心理作戦が出てきますが、これがなぜ大切なのかというと、人は、自分にとって得な話である、と判断したとたんに脳にスイッチが入って聞く態勢になるから、なんですね。
「ソン・トク」というやつですが、そのために「今回できるようになること」という結論を導入部分を先に話すことがとても大切になっていきます。
結婚式2次会の挨拶であれば「ビンゴの景品には今回5万円かけてますので景品がとても豪華です!ですがみなさん、結婚式の2次会ですから、●●君のそっちのけで盛り上がるのはやめてくださいね。笑」なんて言ったりすると、そのあとの全体構成や注意事項にも耳を傾けてくれるようになる、というわけですね。
全体構成の骨組みは紙に書いてもOK!
全体の構成を話すのはそこまで難しいことではないと思います。ただ、これに必要なのは、どれだけ今回のイベントに対して自分が理解しているか、です。
これは挨拶以前の問題なので、とにかく勉強します。
たかが宴会、されど宴会。なぜこの宴会をするのか、宴会のルーツは?主役は誰なのか、誰が協力してくれていて、これが終わった明日からはどうなるのか。
宴会の趣旨を理解して、全体の構成を頭に叩き込んでおきましょう。
そして、この骨組みはカンペに書いておきます。
気を付けるのは、この骨組みを伝えれば、とりあえずことの最低限の話が問題なく進行すること、です。
これだけを書いておきます。それ以外はカンペにはできる限り書かないようにします。
肉付けはざっくり話すことを決めて出たとこ勝負!
そしてもっとも難しいのが肉付け解説です。
おそらくここを文章にしてすべてを一連の作文にまとめ、紙にプリントして暗記する。はまず不可能でしょう。緊張する人だろうとそうでない人だろうと、できる人は10人に1人いるかいないかぐらいのものです。
肉付けはカンペとは別に紙・資料を用意して、そちらでまとめておきましょう。
話術のコツはこの後お話していきます。
そして、最後のまとめで今回の導入部分で話した結論をもう一度ひとことでまとめて締め、となるわけですね。
言わないほうが良い言葉
緊張しております、はあまり言わないようにしましょう。見て取れる内容は言わなくても伝わります。聴く側からすれば、前もって言い訳をされているようにしか聞こえません。
また、結婚式、お葬式には意味言葉、NGワードがあるので注意が必要です。ただ、肉付けのところまで気を付けると大変なので、その時はその時と割り切って話すように自分はしています。
怒られてもそれはそれでいい思い出ですから。なんて楽観的にとらえています。それよりも、心に残る言葉を、心を込めて話せるかが大切。
失敗も思い出。とにかく思いっきり話そう!
ココが一番大切なポイントです。とにかく、大きな声で、思い切って話すこと!
肉付けなんて、全部が全部覚えられませんよ。完璧なスピーチができる人なんて、スティーブジョブズくらいです。
今回の構成で話せば、聞く態勢になってくれる人はいるでしょう。
ですが、話を聞くにつれ、ためになるけど眠くなる話ってあるでしょう?学校の授業はまさにそれだったと思いますが。
いい話をすることよりも、たった一つの言葉でいいから、誰か一人の心に残ることが大切。
そのための一番のポイントは、失敗してもいいから、大声で一生懸命話すことです。
先ほど用意したカンペがあれば、最低限は抑えられているのですから。
笑いを取るための話術とは?
お笑い芸人の考え方みたいになってしまいますが、面白く話すポイントをいくつかご紹介します。
話の途中で、ちょこちょこ自分に突っ込みを入れると聞いている人にも面白く聞こえます。
例えば、普段マジメに話している人が、「2018年夏に"100%痩せるオレンジジュース"を扱いましたが、タイトルが景表法違反まるだしやないかい~と思ったりもしたものです。」
というようになんか普段と違うキャラクターを話の中に登場させてあげると面白い。
ただ単純に「その時僕はこう思いました」という心の声を挨拶に入れてあげるだけでもぐっと話に入り込みやすくなります。
たとえ話をするのもおススメです。人にとって理解されやすいですし、ユーモアも含みますからね。
さらにおすすめなのは、私的な表現で例えること。例えば、
- この会社の未来は澄み渡る沖縄の青空のように明るい。
- 彼の電話対応はまるで野に咲く花のように凛としていてさわやかなんですよね。
なんて言うとイメージを喚起して簡単におもしろい表現を作り出すことができます。
その他にも時事ネタを話したり、話すことだけ話したら最後のラストスパートはめちゃくちゃ早口でしゃべってパッと切り上げるしても面白いですよ。
まとめ
とにかく一生懸命話していれば、多少のミスはむしろ好印象です。
失敗を恐れずに気持ちのこもった挨拶を考えてみてくださいね。