結婚式二次会幹事の挨拶の例文をご紹介!しっかり見せたい面白く見せたい?
結婚式の二次会幹事はかなり重要な役どころ。荷が重いと感じる一方で、その分それは、あなたを信頼してくれている証拠でもありますよね。
披露宴とは異なり、多少砕けた雰囲気のある会ですが、だからこそしっかりと役どころをこなしたい。かつ笑いも取れたら最高ですね?
二次会の雰囲気やお二人の職業柄に左右されるところでもありますが、今回はしっかりとかつ面白い挨拶文の作り方を見ていきましょう。
挨拶の基本をおさらい
まず二次会での乾杯の挨拶のポイントは
- 誰が挨拶をするのか
- 挨拶の際の所作
- どのくらいの時間話せばいいの?
- どんな文章が適切?NGワードは?
まずは基本的なところから復習していきましょう。
一般的な宴会では、開宴の挨拶は一番役職の位の高い人にお願いします。
ですが、結婚式二次会での挨拶は、幹事、司会が担当するため、へりくだった表現で挨拶するということを意識しておきましょう。
親族や、新郎新婦の上司もいる咳なので、この辺りは基本ですね。面白いトークで盛り上げることも大切ですが、まずはマナーを大切にしましょう。
挨拶の時間は、幹事であるあなたがタイムスケジュールを組んでいるはずなので、明確な決まりはありません。
マイナビウーマンの「正直、披露宴のスピーチは、何分がベスト? 2位「1分以上~3分未満」、1位は……?|「マイナビウーマン」」では、短くて1分、長くて5分ほどが適当とのこと。
文字数にして150文字から500文字程度をゆっくり読みます。
身内の話が多くなりがちなスピーチですが、こういった場では、全員に共通した話題を提供することも難しく、どんなに楽しい文章を作っても5分以内が妥当なんですね。
挨拶は端的にとお話ししましたが、その中でも起承転結を作って話すことは大切です。
結婚式には忌み言葉という使うことがNGとされるワードがありますが、披露宴二次会では、そこまで気を配る必要はないでしょう。
ただし、過度な表現には注意が必要。中でも、知らずに使ってしまいがちなのは「繰り返し」を表す言葉です。
- 別れ・離れ:振り切る、独立する、一線を引く、別々、解散
- 不幸:日没、息が止まるほど、因果、お株を奪われる、4、9
- 繰り返す:もう一度、二の舞、堂々めぐり、重ねる、ヘビーローテーション、たびたび
などがありますが、例えば、「桜が花が散る頃」なんていう表現も、気づかず使ってしまっていたりするものです。
最後に文章をチェックして、あ、これは…と思ったら、別の言葉に言い換えましょう。「夏の始まりを感じさせる頃」なんて言葉にすると自然になりますね。
結婚式二次会での挨拶の基本的な流れは?
宴会の挨拶の基本的な構成では、
- 自己紹介
- 導入
- 全体の構成
- ポイントを肉付け
- まとめ
となりますが、二次会でのあいさつはより端的に話をする必要があるため、適した構成を考えてみます。
- 感謝の意
- 自己紹介
- エピソード
- 今回の式について
まずは、新郎新婦の目上の方もいらっしゃるため、「ご列席の皆様、本日は新郎・新婦の結婚式二次会へご参加くださいまして誠にありがとうございます。」とまずは感謝の意を述べます。
そして簡単に自己紹介をしますが、最初に結論を言うことが大切なので、簡単に話すのであれば、「私と●新郎・新婦●の関係を一言で言うのであれば●●」というような話し方をすると伝わりやすいですし、面白くもできます。
たとえ話はとても有効な話術の1つなんですね。
宴会の挨拶を面白くする方法については「宴会の挨拶を任された…笑いをとれる面白い演説ができるようになるコツ! - ダンスイベント助っ人くん」でも詳しく書いていますので参考にしてみてください。
ここでは新郎新婦との関係性を明確にすることと、2人のエピソードトーク、もしくはぶっちゃけ話などで、興味を引き、聞く態勢を作ります。
どんなエピソードが面白い?
エピソードトークは新郎新婦の人となりがわかる話で、感動するようなことか、面白いことを話します。
- 共通の趣味
- 学生時代のこと
- 新郎から聞いていた新婦さんの印象
- 旅行に行った時の話
- つらいときに助けてもらったこと
などがエピソードとしてふさわしいでしょう。
最後に「ぜひ会を楽しんでいってください。本日はどどうぞよろしくお願いいたします。」と結んで拍手をもらって終了です。
では、この流れに沿って、例文を2つご紹介します。
挨拶の例文①
この度は新郎君の披露宴二次会にご参加くださいまして誠にありがとうございます。
今回、進行を務めさせていただきます、宴会太郎と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
僕と新郎君はテニス部での友人なのですが、一言で言うと、スラムダンクの流川楓と桜木花道のような関係ですね。
新郎君が桜木花道で、僕は流川と。苦情は受け付けませんが。
とにかく好きになったものに全力で、常識とか、目の前の壁をどんどんぶち壊していくのが新郎君でした。
時には仲間とぶつかることもありましたが、もめた後でも新郎君は何事もなかったように冗談を言って笑わせてくれる人。
なので、後輩から慕われることも多く、カッコいい先輩として、テニスサークルで人気者でした。
そんな新郎君ですから、新婦さんを幸せにしてくれることは間違いないだろうと、胸を張って言えます。
本日はお二人のおめでたい会ですので、僕自身も幸せを分けてもらいつつ、楽しい会にできるよう、司会進行を頑張っていきたいと思います。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
挨拶の例文②
この度は●新郎・新婦●の披露宴二次会にご参加くださいまして誠にありがとうございます。
今回、進行を務めさせていただきます、宴会太郎と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
僕と新郎君はテニス部での友人なのですが、一言で言うと、悪友。聞こえは悪いのですが、良く言えば、サークルの常識を壊し続けてきた二人、と僕自身は勝手に思っています。
昔サークルの合宿の打ち合わせで、僕が寝坊で遅刻してきたことがあって、非難を浴びたことがあったんですが、その時新郎君がこんな言葉で僕をフォローしてくれたんですね。
「俺らも人のだからさ」と。
そこで今まで僕が受けていた集中砲火の矛先が新郎君に一気に向きまして、無事事なきを得たんですね。事なきを得たといえるのかはわかりませんが。
ですが、そんな風に、他人の痛みを自分も一緒に引き取ってくれるような人で、新郎君は人望も厚く、自分自身も何度も助けてもらうことがありました。
本日司会を務めさせていただきますが、そんなに話し上手、仕切り上手でもない僕ですから、気づかぬうちに小さな失敗をしてしまうことがあるかもしれません。
ですが、もし失敗したとしても、新郎君が前に出て一緒に謝ってくれるだろうと、そんな気持ちで、攻めの姿勢で会を進行させていただきたいと思います。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
まとめ
いかがでしたか?
思い出せないだけで、新郎・新婦さんとのエピソードはあるはず。そんな積み重ねから、あなたとの信頼関係があり、司会進行役を任されているのですから。
今一番伝えたいことは何なのか。自問自答して、素敵なメッセージを送ってあげてくださいね。